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聖護院門跡特別拝観

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聖護院門跡特別拝観

2018年09月21日

聖護院門跡特別拝観

by よしかわまり よしかわまり

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入ってすぐ、右手に白砂の庭が見えます。なんとなく誘われるように足を踏み入れると、「庭」というよりは儀式の場のような緊張を感じます。それもそのはず、中央には護摩焚きに使われる石があります。案内によれば、この場所は「道場」とされているのだそうです。

受付を済ませてお寺の内部へ。係の方の丁寧な解説を受けながら、じっくりと拝観できます。修験宗ってなに?という素朴な疑問の答えも、襖絵や仏像についてのことも、とても聞きごたえがありました。ありがとうございます!ぜひ、スケジュールに余裕を持ち、じっくり見て聞いて、多くの方にたのしんでいただきたいです。

とくに襖絵の中でも、太公望のお話はとても印象的でした。余談ですが「覆水盆に返らず」とは、復縁を申し出た元奥さんへの返答だったそうです(!)そのお話がイキイキと目に浮かぶほど、襖絵の太公望は鮮やかでした。

白砂のお庭です。ひとつひとつ丁寧に整然と引かれた線は「毎日毎日を丁寧に生きなさい。一つとして同じものはないのだ。」という教えによるのだとか。
朝夕の日が射す時間帯には、それを反射して建物の中も照らされ、明かり取りとしても考えられていたそうです。

今回の特別拝観は本当に特別。これまでは一般向けの拝観が大々的に受け付けられたことはなく、だからこそ、300年ほど前の建築も貴重な文化財も、非常にきれいに保たれています。見せていただけることに感謝して、畳も廊下もそっと踏みしめて廻りました。

謁見の間です。映画のロケにも使われていて、タイトルと俳優さんの名前が挙がったときにはどよめきや歓声が聞こえてきました。
とても色鮮やかです。建物以外での内部で写真撮影が許可されているのはここだけ。訪れた一人ひとりにとって、きっと貴重な一枚になりますね!

書院です。今年の台風21号の爪痕が残ります。

とてもいい時間を過ごしました。また訪れる機会に恵まれますように^ ^。
帰り道は東大路通を下り、京阪三条駅まで歩きました。左手にずーっと続く東山連峰を眺めまがら、夕方のうす闇が感じられるのも素敵でした。

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